40代・50代からのIT転職は遅い?未経験からのリアルと有利な資格
結論から言うと、40代・50代からのIT転職は不可能ではなく、パーソルクロステクノロジーの調査によると50歳以上のITエンジニアの転職者数は2019年比で約4.3倍に増加し、50歳以上で転職時に賃金が1割以上アップした割合も2019年の12.9%から2024年には20.8%まで上昇しています。ただし20代・30代の未経験転職とは前提条件が異なる点も事実です。本記事では40代・50代からのIT転職のリアルと、有利に働きやすい資格を整理します。
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40代・50代からのIT転職は本当に増えているの?
パーソルクロステクノロジーが公開している調査によると、50歳以上のITエンジニアの転職者数はここ数年で大きく増加しており、2019年比で約4.3倍という水準に達しています。背景には、レバテック調べで2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率が10.4倍に達するなど、IT人材の需給が全職種平均(厚生労働省調べ・有効求人倍率1.18倍)と比べて著しく逼迫している事情があります。企業側が人材確保に苦労している市場では、年齢よりも実務で通用するスキルの有無が重視されやすい傾向があると編集部は考えています。
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40代・50代の未経験転職、20代・30代と何が違う?
20代・30代の未経験転職では「ポテンシャル採用」の枠が使いやすい一方、40代・50代では前職での実務経験やマネジメント経験など、これまでのキャリアで培った強みを新しいフィールドでどう活かせるかを具体的に説明できるかが問われやすくなります。まったくのゼロからのスタートというより、これまでの業務知識(経理・製造・営業など)とITスキルを掛け合わせた「越境人材」としての立ち位置を意識する方が、書類選考を通過しやすいというのが編集部の見立てです。
40代・50代のIT転職で有利になりやすい資格は?
未経験からのスタートであれば、まずITパスポートで基礎知識を体系的に示し、そのうえで基本情報技術者や、業務に関連するクラウド資格(AWS Certified Cloud Practitionerなど)に挑戦するのが現実的なルートだと編集部では考えています。特にマネジメント経験がある人であれば、プロジェクトマネージャ試験のような高度試験区分も、これまでのキャリアの延長として評価されやすい資格です。
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資格だけで転職は決まる?年齢の壁をどう乗り越えるか
資格取得は「学び直す意欲があること」を示す材料にはなりますが、それだけで年齢によるハードルがすべて解消されるわけではありません。編集部としては、資格取得と並行して、実際に手を動かした学習の記録(簡単なポートフォリオや業務改善の実例など)を用意しておくことが、面接での説得力を高めると考えています。
これは、キャリアチェンジをスポーツの転向にたとえて考えるとイメージしやすいかもしれません。別の競技に転向する選手が、過去の競技で培った体幹や瞬発力を新しい競技にどう活かすかを説明できれば、指導者は「素材としての価値」を感じ取ります。40代・50代のIT転職も同様に、これまでのキャリアで培った基礎体力(マネジメント力・業務知識・調整力など)をどう新しいフィールドに接続できるかを、自分の言葉で語れるかどうかが分かれ目になると編集部では考えています。
よくある質問
Q1. 40代・50代未経験でもエンジニア職に転職できますか?
不可能ではありませんが、20代・30代の未経験転職と比べると求人の選択肢は限られる傾向があります。まずは基礎資格の取得と、これまでのキャリアで培った強みを掛け合わせた提案ができるかが重要だと編集部は考えています。
Q2. 40代・50代で転職して年収は上がりますか?
パーソルクロステクノロジーの調査によると、50歳以上で転職時に賃金が1割以上アップした割合は2019年の12.9%から2024年には20.8%まで上昇しています。全員に当てはまるわけではありませんが、上昇傾向にあることは公表データから読み取れます。
Q3. 未経験からでも使える転職エージェントはありますか?
IT・エンジニア職に特化した転職エージェントの中には、未経験者向けの求人を扱っているサービスもあります。ただしサービスによって対象年齢や条件が異なるため、事前に対象条件を確認したうえで申し込むことをおすすめします。
Q4. 40代・50代で資格取得と転職活動、どちらを先にすべきですか?
編集部としては、基礎資格(ITパスポートなど)の取得と並行して転職エージェントへの相談を進めることをおすすめしています。資格取得を待ってから動き出すより、市場感を早めに掴んでおく方が、学習の方向性も定めやすくなります。
まとめ
40代・50代からのIT転職は、20代・30代とは違うアプローチが必要ですが、決して手遅れではありません。これまでのキャリアを否定するのではなく、掛け合わせる。その発想の転換が、年齢の壁を乗り越える一番の近道だと編集部では考えています。


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