CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、CCNAの一段上に位置するCisco認定のプロフェッショナルレベル資格です。代表的なCCNP Enterpriseは「コア試験(350-401 ENCOR)」と「コンセントレーション試験(選択式)」の2試験に合格して取得します。受験料は2試験合計で約11万円前後と高額なため、CCNA合格後、ネットワークの実務経験を1〜2年積んでから挑むのが現実的なルートだと編集部は考えています。
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この記事で分かること
- CCNPの位置づけとCCNAとの違い
- CCNP Enterpriseの試験構成と受験料の目安
- 合格に向けた学習の進め方
CCNPとはどんな資格?
CCNPは、ネットワーク機器大手Cisco Systemsが認定する技術資格のうち、「プロフェッショナル」レベルにあたる資格です。Ciscoの認定体系は大きく、アソシエイト(CCNA)→プロフェッショナル(CCNP)→エキスパート(CCIE)の順にレベルが上がります。
CCNAが「ネットワークの基礎を幅広く理解している」ことの証明だとすれば、CCNPは「特定の技術領域で設計・構築・トラブルシューティングを担える」ことの証明です。CCNPにはEnterprise(企業ネットワーク)のほか、Security、Data Centerなどの分野別トラックが用意されています。
| 項目 | CCNA | CCNP Enterprise |
|---|---|---|
| レベル | アソシエイト | プロフェッショナル |
| 必要な試験数 | 1試験(200-301) | 2試験(コア+コンセントレーション) |
| 主な対象者 | ネットワーク初学者〜若手 | 実務経験のあるネットワークエンジニア |
| 受験料の目安 | 300米ドル(税別) | コア400米ドル+コンセントレーション300米ドル(税別) |
| 有効期間 | 3年 | 3年 |
出典:Cisco公式「CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム」
※受験料はCisco公式の米ドル建て価格です。円建ての価格は為替で変動し、2026年2月時点ではコア試験62,480円・コンセントレーション試験46,860円(いずれも税込、合計109,340円)とする情報もあります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の価格を確認してください。
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CCNP Enterpriseの試験構成はどうなっている?
CCNP Enterpriseは、次の2つの試験に合格することで認定されます。
① コア試験:350-401 ENCOR
企業ネットワークの中核技術(アーキテクチャ、仮想化、インフラ、ネットワーク保証、セキュリティ、自動化)が幅広く出題されます。コア試験はCCIE Enterpriseの筆記試験も兼ねているため、将来CCIEを目指す人にとっても通過点になります。
② コンセントレーション試験(1つ選択)
公式サイトで案内されている選択肢には、300-410 ENARSI(高度なルーティング)、300-415 ENSDWI(SD-WAN)、300-420 ENSLD(設計)、300-425 ENWLSD(ワイヤレス設計)、300-430 ENWLSI(ワイヤレス実装)、300-435 ENAUTO(自動化)があります。
この「共通のコア+専門の選択」という構成は、大学の「必修科目+専攻科目」に近いイメージです。自分の業務や目指すキャリアに合わせて専門を選べるのは、CCNPの大きな魅力だと編集部は考えています。
CCNAを持っていないとCCNPは受験できない?
受験できます。現在のCCNPには、CCNAの取得を受験条件とする正式な前提資格はありません。
ただし、出題はCCNAレベルの知識を前提としています。ルーティングプロトコルやVLAN、サブネット計算などに不安が残る状態でENCORに挑むのは、編集部としてはおすすめしません。高額な受験料を考えると、CCNAで基礎を固めてから挑むほうが、結果的に総コストは下がると考えています。
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合格に向けてどう学習を進める?
CCNPは「知っている」だけでなく「実機でどう動くかわかる」ことが問われる試験です。編集部が推奨する学習の流れは次のとおりです。
- CCNAの範囲を総復習する:特にルーティング、スイッチング、IPアドレッシングを確実にする
- Cisco公式の試験トピック(Exam Topics)を確認する:出題範囲と配分を把握し、学習計画に落とし込む
- 検証環境で手を動かす:シミュレーターや仮想ラボで、設定と動作確認を繰り返す
- コア試験 → コンセントレーション試験の順に受ける:コアで全体像を固めてから、専門分野を深掘りする
心理学にツァイガルニク効果という考え方があります。完了した課題より、途中で中断した課題のほうが記憶に残りやすいという現象です。2試験構成のCCNPでは、コア試験に合格した「やりかけ」の状態がコンセントレーション試験への動機づけになります。コア合格の勢いが残っているうちに、次の試験日を予約してしまうのが得策です。
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よくある質問
Q1. CCNPの受験料はいくらかかりますか?
A1. CCNP Enterpriseの場合、Cisco公式価格はコア試験400米ドル、コンセントレーション試験300米ドル(いずれも税別)です。円建て価格は為替で変動し、2026年2月時点では合計109,340円(税込)とする情報もあるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
Q2. CCNPの有効期限はありますか?
A2. Ciscoの認定資格は取得から3年間有効です。有効期間内に対象試験への再合格や継続教育プログラムのクレジット取得などで再認定を行う必要があります。
Q3. CCNPと国家資格のネットワークスペシャリストはどちらを取るべきですか?
A3. CCNPはCisco製品を中心とした実装・運用スキルの証明、ネットワークスペシャリストはベンダーに依存しない設計力の証明という違いがあります。Cisco機器を扱う現場ならCCNP、設計・上流工程を目指すならネットワークスペシャリストを優先するのが合理的だと編集部は考えています。
まとめ:CCNPは「ネットワークで食べていく」と決めた人の資格
CCNPは受験料も学習量も決して軽くない資格です。だからこそ、取得すればネットワークエンジニアとしての専門性を客観的に示す強力な武器になります。
まずはCCNAで土台を固め、実務で「なぜこの設定なのか」を考える習慣をつけること。その積み重ねが、CCNP合格への一番の近道だと編集部は考えています。


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