IT資格、1年間でどう取っていく?編集部が考えるロードマップの組み方

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「今年こそIT資格を取ろう」と決めても、何をどの順番で、いつまでに取ればいいのか分からず結局動けなかった——編集部が読者の声を見ていて、この”計画倒れ”パターンは非常に多いと感じています。1年という期間を区切って考えることで、目的地までの距離感がつかみやすくなります。今回は、社会人が働きながらIT資格を積み上げていく1年計画の考え方を整理しました。

なぜ「1年計画」で区切ると動きやすくなるのか

行動経済学に「計画錯誤」という概念があります。人は物事にかかる時間を実際より短く見積もる傾向があるというものです。「3ヶ月あれば取れるだろう」という漠然とした見通しは、仕事の繁忙期や体調不良などの想定外が起きた瞬間に崩れやすくなります。1年という長めの期間で区切り、あらかじめ余白を持たせた計画を立てることで、計画錯誤による挫折を防ぎやすくなると編集部は考えています。

前半:土台となる資格から入る

編集部としては、IT資格に初めて挑戦する場合、まず前半の3〜4ヶ月でITパスポートのような基礎資格を固めることを勧めています。土台がないまま応用的な資格に挑むと、専門用語でつまずいて学習効率が落ちるためです。

ITパスポートの学習スケジュールの組み方は、下記の記事で詳しく取り上げています。
▶ 関連記事:ITパスポート合格までのモデル学習スケジュール

中盤:分野を絞って専門資格に進む

前半で土台ができたら、中盤の3〜4ヶ月は自分のキャリアの方向性に合わせて資格を絞り込む段階です。クラウド系のキャリアを考えているならAWSやAzureの基礎資格、開発寄りのキャリアなら基本情報技術者、というように、目的地から逆算して選ぶことを編集部としては勧めています。ここで手を広げすぎず「1つに絞る」ことが、途中で挫折しないための鍵になります。心理学でいう「選択のパラドックス」——選択肢が多すぎるとかえって行動できなくなる現象——を避けるためにも、中盤は意図的に選択肢を絞り込む時期だと捉えてください。

後半:総仕上げと次の目標設定

残りの4〜5ヶ月は、試験直前の総仕上げと、資格取得後に何をするかの準備期間として使います。取得して終わりにするのではなく、次の資格や転職活動などの「次のアクション」をあらかじめ決めておくことで、1年間の学習を単発の点で終わらせず、線としてつなげていくことができます。

学習時間の目安や、1日あたりどれくらい確保すべきかについては、下記の記事も参考になります。
▶ 関連記事:IT資格の勉強時間はどれくらい必要?社会人向けの目安ガイド

途中でつまずいた時の考え方

計画通りに進まないことは前提として織り込んでおくべきです。スティーブ・ジョブズの有名な言葉に「点と点はいつかつながる(Connecting the dots)」というものがあります。今取り組んでいる資格が今すぐキャリアに直結しなくても、後から振り返れば必要なステップだったと分かることは少なくありません。1年計画が予定通りに進まなくても、途中でやめてしまわない限り、その学習は無駄にはならないと編集部は考えています。

よくある質問

Q. 働きながらでも1年でどのくらいの資格が取れますか?
個人差が大きいため断定はできませんが、編集部の見立てでは、土台資格1つ+専門資格1〜2つ程度を目安に計画すると無理のないペースになりやすいと考えています。

Q. 途中で目標を変えてもいいですか?
問題ありません。キャリアの方向性が変わることは自然なことです。計画はあくまで目安であり、状況に応じて見直す前提で運用することを編集部としては勧めています。

Q. 資格取得の順番に決まりはありますか?
公式に定められた順番はありませんが、基礎資格から専門資格へと段階を踏む方が挫折しにくいというのが編集部の見解です。

編集部としての受け止め方

完璧な計画を最初に作ろうとするより、まず土台となる1つ目の資格から動き始めることが大切です。動き始めた人が、1年後に一番遠くまで進んでいる——編集部はそう考えています。

本記事の情報は編集部が公式サイト等をもとに確認した時点のものです。試験制度・学習内容は変更される場合があるため、最新情報は必ず各試験の公式サイトでご確認ください。

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