結論から言うと、AIを「企画・活用する側」に立つならG検定、データを「集めて分析する側」に立つならDS検定(データサイエンティスト検定 リテラシーレベル)が向いています。合格率はG検定が7〜8割、DS検定が4〜5割。数字だけ見ればG検定のほうが取り組みやすく、最初の1つとしては合格しやすい選択です。資格スキルアップ編集部が、両団体の公式情報をもとに違いを整理しました。
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この記事で分かること
- G検定とDS検定の試験概要・受験料・合格率の違い
- 出題範囲の違いと、向いている人
- どちらを先に受けるべきか、編集部の判断
G検定とDS検定は何が違う?
G検定は「AI・ディープラーニングの知識」、DS検定は「データ活用の総合基礎力」を問う試験です。名前は似た分野に見えますが、守備範囲がはっきり異なります。
| 項目 | G検定 | DS検定 リテラシーレベル |
|---|---|---|
| 実施団体 | 日本ディープラーニング協会(JDLA) | データサイエンティスト協会 |
| 受験料 | 一般13,200円(税込)/学生5,500円(税込) | 一般10,000円(税別)/学生5,000円(税別) |
| 試験形式 | オンライン試験:100分・小問145問程度/会場試験:120分・小問145問程度 | CBT方式(試験会場)・100問・100分 |
| 開催頻度 | 2026年はオンライン年6回・会場年3回 | 年複数回(各回、約2週間の試験期間) |
| 直近の合格率 | 7〜8割程度 | 第12回 約42%/第13回 約49% |
| 中心テーマ | AIの技術・歴史・法律・倫理 | データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力 |
| 受験資格 | 制限なし | 制限なし |
出典:JDLA公式サイト「G検定とは」、データサイエンティスト協会公式サイト(2026年10月確認)
受験料は税込・税別の表記が異なる点に注意してください。DS検定の一般10,000円は税別のため、実際の支払額で比べると両者の差は表の見た目より小さくなります。
合格率に差があるのはなぜ?
合格率の差は、試験の「合格ラインの高さ」と「範囲の横幅」から生まれていると編集部は見ています。
G検定の直近の結果は、2026年第2回が受験者12,027名・合格者9,265名、2026年第3回が受験者8,305名・合格者6,843名(JDLAプレスリリース)。単純計算で7〜8割が合格しています。
一方のDS検定は、第12回(2026年3月)が合格率約42%、第13回(2026年6月)が約49%。協会が示す合格ラインの目安は正答率76〜77%前後で、「6割取れば合格」という感覚で臨むと届きません。しかも統計・数学だけでなく、SQLやデータ基盤、ビジネス課題の整理まで3領域を横断して問われます。
スポーツにたとえると、G検定は「1つの競技のルールと戦術を深く学ぶ試験」、DS検定は「走る・投げる・泳ぐをまんべんなくこなす三種競技」。三種競技では、苦手種目が1つあるだけで総合順位が大きく落ちます。DS検定の合格率が低めに出るのは、この「捨て分野を作れない」構造によるところが大きいはずです。
自分にはどっちが向いている?
仕事でAIやデータと「どう関わるか」で選ぶのが、いちばん失敗しにくい選び方です。
G検定が向いている人
- AI導入の企画や、ベンダーとの打ち合わせに参加する立場の人
- 生成AIを業務で使ううえで、仕組みやリスクを体系的に押さえたい人
- プログラミングの経験がなく、まず合格体験を1つ作りたい人
DS検定が向いている人
- データアナリスト・データサイエンティストへの転職を考えている人
- SQLやBIツールを使った集計・分析を業務で任されている人
- 統計・エンジニアリング・ビジネスのうち、自分の弱点を知りたい人
G検定は「AIについて正しく会話できるようになる」ための資格、DS検定は「データを扱う仕事の入口に立つ」ための資格。目的が違うので、どちらが上という関係ではありません。
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どっちを先に受けるべき?両方取る意味はある?
編集部の結論は「迷ったらG検定から。データ職を目指すと決めているならDS検定から」です。
G検定を先にすすめる理由は2つあります。1つは受験機会の多さ。2026年はオンライン・会場あわせて年9回の機会があり、思い立ったときに予定を組みやすい。もう1つは、G検定で学ぶ機械学習の基礎用語が、DS検定のデータサイエンス領域とそのまま重なることです。
心理学者バンデューラが提唱した「自己効力感」は、「自分にはできる」という感覚が次の行動を生むという考え方。その感覚を育てる最も確実な方法は、小さな成功体験だとされています。合格しやすい試験で1勝してから、合格ラインの高い試験に進む。遠回りに見えて、途中でやめないための合理的な順番です。
両方取る意味は十分にあります。AIの知識(G検定)とデータを扱う基礎力(DS検定)がそろうと、「AIで何ができるか」と「そのためにどんなデータが必要か」をひと続きで語れるようになるからです。
AIの活用スキルを実践的に学びたい方は、講座の利用も選択肢になります。
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よくある質問
Q1. G検定とDS検定はどちらが難しいですか?
A1. 合格率で見るとDS検定のほうが難関です。G検定の合格率は直近で7〜8割程度、DS検定リテラシーレベルは第12回が約42%、第13回が約49%でした。DS検定は合格ラインの目安が正答率76〜77%前後と高く、統計・エンジニアリング・ビジネスの3領域を横断して問われる点が難しさの要因です。
Q2. G検定とDS検定の受験料はいくらですか?
A2. G検定は一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)です。DS検定リテラシーレベルは一般10,000円(税別)、学生5,000円(税別)です。税込・税別の表記が異なるため、実際の支払額で比較してください。
Q3. 文系や非エンジニアでも合格できますか?
A3. どちらも受験資格の制限はなく、合格は目指せます。G検定はプログラミングの実装力を問わないため非エンジニアでも取り組みやすい試験です。DS検定は統計の基礎やSQL、プログラミングの知識が出題範囲に含まれるため、未経験者は苦手領域の洗い出しから始めることをおすすめします。
Q4. G検定とDS検定はどちらを先に受けるべきですか?
A4. 迷う場合はG検定から受けることを編集部はおすすめします。2026年は年9回の受験機会があり予定を組みやすく、学んだ機械学習の基礎がDS検定にも生きるためです。データアナリストなどデータ職への転職を明確に目指している人は、DS検定から始めても問題ありません。
まとめ:AIを「語る」か、データを「扱う」か
G検定とDS検定は、似ているようで問われる力が違います。AIを企画・活用する立場ならG検定、データを集めて分析する立場ならDS検定。迷ったら、合格率が高く受験機会も多いG検定から始めるのが現実的です。
大切なのは、どちらを選ぶかより、試験日を決めること。申し込んだ瞬間から、学習は「いつかやること」ではなく「予定」に変わります。
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。試験日程・受験料・制度は変更される場合があるため、受験前に必ずJDLA・データサイエンティスト協会の各公式サイトで最新情報をご確認ください。
執筆:資格スキルアップ編集部


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